言葉一つが肝心 2025.10.18 脳は、「主語」を理解できない。そんな話を聞きました。私の脳も、あなたの脳も、みんなの脳も「主語」が理解できないそうです。どういうことか。たとえば、「⚪︎⚪︎のアホ」「同期の⚪︎⚪︎失敗しちゃえ」「おまえ、ふざけんな」と発すると、その言葉は、「アホ」「失敗しちゃえ」「ふざけるな」としか脳には残らないのです。しかも、脳には主語がありませんから、すべて自分のこととして認識されます。つまり、「自分がアホ」で「自分に失敗を命令」し、「自分に怒っている」ということになるのです。なんと哀れなことでしょう。 悪いを言葉を使っていると、主語が認識できない脳は、自分自身に悪口を言っていると勘違いして気分が悪くなり、ストレスが発生するそうです。そして、そのストレスを体で発散するそうです。それが、病気の正体。病気は、自分の心が作り出しているのかもしれませんね。言葉の大切さを学びました。 中山みき様は、 「言葉一つが肝心。吐(つ)く息引く息一つの加減で内々治まる。」 『稿本天理教教祖伝逸話篇』137「言葉一つ」228P と教えらました。口から「ハーッ」と温かい息を掛けることもできれば、「フーッ」っと冷たい息も掛けることもできます。同じように、口から発する言葉も、使い方次第で、夫婦、家庭、仲間など、人間関係が治まってくるのだと、教祖は教えてくださいました。体や環境を良好に保ち人生を楽しむために、温かく優しい言葉を使いたいものです。