12月といえば、大掃除の季節。普段は、忙しさに追われて見て見ぬふりをしていた部屋の隅や、積み上げたままの荷物にようやく向き合うときです。それと共に、部屋の掃除だけでなく、一年を振り返り、心にたまった「汚れ」も掃き清める時間にしてはどうでしょう。
心の掃除とは、自分の言動を振り返ることです。誰かに対する心遣いが足りなかったのではないか、感謝の気持ちを伝えそびれていなかったか、あるいは無意識のうちに他人を傷つけてしまっていなかったか…。そんなふうに、一年を通しての自分の行動を見つめ直し、自分に向き合ってみる。そして、反省すべき点があれば、素直に受け止め、次の年にはより良い自分でいられるよう心を整えていくことが大切だと思います。
「夕焼けが綺麗だと次の日は晴れる」といいます。日が沈む瞬間が美しいと、その翌朝は青空が広がるように、一年の終わりを美しく締めくくることができれば、新しい年はきっと晴れやかな気持ちで迎えられるはずです。